筑波大学
田中文英研究室

JA

痛みを軽減する握り合いデバイス

メンバー :Youchan Yim
キーワード:ロボットハンド、ソーシャルタッチ、安心デバイス、痛み軽減

「ソーシャルタッチ」は人と人の社会的な関係における身体的な接触を意味します。握手によって信頼感が高まることや、恋人同士の手の握り合いによって身体的痛みが軽減することなど、様々な心理的メリットが報告されています。私たちは、こうしたソーシャルタッチの心理的メリットをロボットインタラクションに応用し、人々に安心感を提供することを目指したロボットハンド型デバイスの開発を行っています。

RELIEVO Ver.1 : Inflatable hand-held soft robot

人と人の間での対人接触(ソーシャルタッチ)を再現するため、膨張可能な触覚デバイスを開発しました。ロボットの中には3つのエアバッグおよび圧力センサーが搭載されており、接触が行われるロボットの外部は柔らかい素材で作られています。ロボットには空気圧システム(エアポンプ・ソレノイドバルブ・コントローラー)が繋がれており、ユーザーの握りを検知するとロボットの内部に搭載されているエアバッグが膨らむことで、握り返し動作を行うことができます。

(2022.07.25 更新)