筑波大学
田中文英研究室

JA

世界の子どもたちをつなぐ遠隔操作ロボットシステム

< JSTさきがけ「情報環境と人」領域 採択研究課題(H21~H24)>

幼少の子どもでも難しい説明なしに操作可能な分身ロボット(テレプレゼンスロボット)を開発し、外国の教室に置かれたこのロボットを操作してもらうことによって、外国の教室活動にリアルタイム参加可能なシステムを開発しました。

遠方にいる人々との間で言語の壁があったとしても、身ぶり手ぶり(ジェスチャー等)を通じて意思疎通が可能であり、また、現地を物理的に移動して物体を把持することも可能なため、物体の手渡しなどを通じてリアルなコミュニケーションが行えます。

また、ビデオ会議などによる対面設定では外国人を目の前にして固まってしまう子どもたちも、本インタフェースにおいては固まらずにリラックスして楽しみながらコミュニケーションを行えることが判明しており、この性質を活かした英会話教育への有用性も判明しています。

さらに、実際にオーストラリアと日本の教室を本インタフェースで接続したフィールド実験も行い、各方面から非常に高い評価を得ています。

より詳しい内容については、以下の論文を御参照下さい。

(2017.10.2 更新)